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この授業は、大洲市街にほど近い冨士山(とみすやま)で行われました。

まず、中腹にある通称「じゃぶじゃぶ池」。もともとは人工的に水を流していたのが、財政的都合で水を止めてしまったら、独自の生態系が出来上がってしまったといいます。オタマジャクシやヤゴなどが食い・食われながら、全体として共存する姿は、まさに生物多様性の世界です。

さらに展望台に行き、肱川を見下ろすと、大洲盆地が一望できます。松井先生は、蛇行している肱川を指さしながら、昔の流路について解説しました。歴史時代に入っても、何度も流路を変えた肱川。まさにいまの大洲盆地は、全体として肱川の河川敷であることがよく理解できました。よく見ると、古い家並みは、ほとんどが山沿いの高台につくられていますが、新しい町並みは昔の河川敷である平地につくられています。

大洲市街から長浜方向に目をやると、両側から山が迫り、肱川の流れが狭められています。そのために大量の水が上流から流れるとあふれだし、肱川盆地を水浸しにしたということです。それが古代ナイル川と同じように、肥沃な土壌を大洲盆地にもたらし、農業を育てたということです。

ところが、40年ほど前にダムがつくられ、堤防が整備され、市街地がつくられて、洪水が水害となってしまいました。また、かつてのように肥沃な土が流れてこなくなり、農業も変わってしまったということです。まさに、川の流れが野菜などを含むさまざまな植物を育てていたといいます。

身近な大洲盆地が、そのようにできていたとは!と、思いを新たにしました。
(報告=むっしゅ)

 

 



 

冨士山から「肱川」の流れを観る 〜Wonder River 肱川 (4)〜
開催日:2013年3月23日14時0分
  • 受付期間:2013年3月11日 12時 〜 2013年3月21日 12時
  • 定員:15名
  • 参加対象:小学生以上なら、どなたでも!
  • 授業料:無料 
  • 準備物:飲み物、動きやすい服装(防寒具・雨着)+運動靴で。
    双眼鏡やスコープなどをお持ちの方はご持参ください。
  • チラシでは「肱川〜春の自然観察会(2)」になっていましたが、授業名を変更いたしました。

    *雨天の場合は中止します。

    この授業はグループやご家族など、複数人での申し込みが可能です。
    複数人数で参加の方は、代表者が授業申し込みの上、メールまたはFAXで、
    以下の内容をご連絡ください。
    1.授業名 2.参加人数 3.参加者全員の氏名(フルネーム、よみがな)・年齢・性別 4.連絡先(代表者の携帯番号)

    FAX: 089-906-5806
    Email: wonder.ehime@gmail.com

愛媛県最大の河川である「肱川」を、初冬、春、夏と
3回にわたって解剖する春の授業のつづきです。

肱川の本流は、西予市宇和町の鳥坂峠の源流(標高460m)から、左に大きく湾曲して
西予市野村町、大洲市旧肱川町、旧大洲市街、そして長浜町から瀬戸内海へと、
103kmの距離を流れています。ところが、源流と河口とは直線距離でわずかに18km!!

また、大河川にしては標高差が少ないのですが、支流を含む流域面積は
南予の西予市・内子町・大洲市の山間部1,200平方km以上にわたっており、
日本屈指の広さを誇っています。



今回の授業は、大洲市街地を一望できる冨士山(とみすやま)が舞台です。
まず、ビオトープ化しているともいえるジャブジャブ池で生物を観察したあと、
山の頂上付近に移動します。

山の上からは、肱川がつくった大洲の町、大洲盆地を見ることができ、
昔の河川の流れ、さらに冨士山を構成する岩石についても学びます!

【授業の流れ】
13:50 ジャブジャブ池に集合
14:00〜14:30 ジャブジャブ池の生き物観察
14:30〜14:45 山の頂上付近に移動
14:45〜15:45 大洲盆地を眺め、冨士山の岩石を観察
15:45〜16:00 ふりかえりなど

この授業の開催は終了しました。

先生:松井康之
専門は地学ですが、現在はフィールド全般に対象を広げ、自然と親しむことを多くの人に味わってほしいと願って活動しています。子どもの頃から星を見るのが好きで、現在も国立大洲青少年交流の家や小・中学校の要請に応じて、天体観測会の出前をしています。休日は野外に行き、石をたたき、植物を見、あるいはスポーツに親しみ、夜は望遠鏡を担いで星見に励んでいます!

コーディネーター:宮本幹江
授業コーディネーター(WONDER EHIME)
大洲の山の中で生まれ育ち、東京で30年ほど編集の仕事をしたあと、2010年5月に再び大洲の実家へ。東京では編集の仕事を地域づくりに活かす活動をしていましたが、愛媛(四国)でも同様のことをしたいと考えています!

コーディネーター:山田一茂
授業コーディネーター(WONDEREHIME)
終のすみかを郷里内子町に決め、45年ぶりに愛媛にUターン。 農水省の農業研究所に勤務していました。 茨城県のつくば市で、3.11に遭遇。 以来、企業が取り組んでいるBCPをもじって、地域社会(集落)CPに関心を持っています。

今回の教室:大洲家族旅行村 ジャブジャブ池
住所:大洲市菅田町大竹乙938
TEL:
行き方アクセス:国道56号線バイパス(自動車専用の大洲道路)ではなく、同バイパスに沿って山側を走る国道197号線の菅田側の登り口に「大洲家族旅行村」の案内板あり。そこから5分ほど登ったところの人口池です。(無料駐車場あり)