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いよココロザシ大学の授業に、初めて参加させていただきました。

授業とは関係ないのですが、伊方町というので、従来の伊方町をイメージしていて「八幡浜から、すぐだなあ」と思っていたところ、ナビが三崎半島のずっと先を示すので予想外でした。でもメロディラインの景観が楽しめたので、それはそれでラッキーでした。

「アワビを食べて、生物多様性?」と、自分自身の動機の不純さに、少し申し訳ない気がしたのですが、漁師の中村さんのお話を聞くうちに、やはり自然は繋がっている、と実感しました。

アワビを含め、周辺の漁獲高が減っているのは、半島の尾根にメロディラインができたり、また風力発電の風車が建てられたりすることで、山の生態系が崩れ、海のプランクトンが減少したことによるもの。特に「自然にやさしい」と思っていた「風力発電」でさえ、何からの人工物には弊害があるのだということを知り、考えさせられるものがありました。

アワビ一つにも物語があり、問題点がある――日常では、触れることのないテーマを与えていただき、充実した一日でした。アワビ、ワカメの美味しさについては、語るまでもありません。
(報告=伊東まゆみ)



 

漁師さんに教わる「はじめての三崎アワビ」
開催日:2013年3月24日14時0分
  • 受付期間:2013年3月12日 8時 〜 2013年3月22日 12時
  • 定員:15名
  • 参加対象:どなたでも!
  • 授業料:実費(1500円〈食事代実費〉)
  • 準備物:特にありません。
  • この授業はグループやご家族など、複数人での申し込みが可能です。
    複数人数で参加の方は、代表者が授業申し込みの上、メールまたはFAXで、
    以下の内容をご連絡ください。
    1.授業名 2.参加人数 3.参加者全員の氏名(フルネーム、よみがな)・年齢・性別 4.連絡先(代表者の携帯番号)

    FAX: 089-906-5806
    Email: wonder.ehime@gmail.com

アワビは万葉集にも登場する海産物で、今でも贈り物に「のし」をつけるのは、
細く切ったアワビを干したもの(熨斗鰒=のしあわび)を
伊勢神宮での神事に用いたことに由来するといわれています。

また、アワビの貝殻は内側が美しいため、古くから螺鈿細工の材料にされたり、
貝ボタンに用いられるなど、工芸品としても重用されました。

アワビは貝殻が平たい楕円形をしていて、殻口も大きいため、
二枚貝の片側だけのように見えますが、実は巻き貝の仲間です。

殻には4〜5つの穴があり、これはエラ呼吸によって外套腔(がいとうまく)に
吸い込んだ水や排泄物、卵や精子などを放出するためのもの。

もちろん中身は高級食材で、伊方町ではアワビ養殖が15年ほど前から行われています。

この授業は、地元で30年前から漁をしている中村明和さんが先生。
また、教室も「消防詰所」という地元の方々がよく利用している場所を
貸していただくことになりました。

一般にアワビは深さ20mくらいの岩礁に生息し、
アラメ、ワカメ、コンブなどの褐藻類を食べています。

中村さんが養殖しているのは、クロアワビといわれる種。
10メートルほどの深さに、アワビが食べるワカメと一緒に養殖しています。

知られざるアワビの生態をはじめ、
佐田岬半島の自然や漁業について、漁師の中村さんに教えてもらい、
後半では奥さん手料理のアワビとワカメ料理を味わいながら、
アワビが育つ環境をいかに保全していくかを考えたいと思います!

【授業の流れ】
14:00 アワビの生態と佐田岬の自然についての話
15:00 アワビとワカメ料理の体験
16:30 アンケートなど
17:00 終了予定

この授業の開催は終了しました。

先生:中村明和
中学校卒業後、大工見習いで地元を離れましたが、27歳でUターン。大工をしていた30歳のとき、漁師になることを決意しました。最初の頃は、半年は海士(素潜り)でアワビ・サザエ漁をし、半年はアジ・サバの漁をしていましたが、15年ほど前から養殖アワビ業を始めました。

コーディネーター:宮本幹江
授業コーディネーター(WONDER EHIME)
大洲の山の中で生まれ育ち、東京で30年ほど編集の仕事をしたあと、2010年5月に再び大洲の実家へ。東京では編集の仕事を地域づくりに活かす活動をしていましたが、愛媛(四国)でも同様のことをしたいと考えています!

コーディネーター:山田一茂
授業コーディネーター(WONDEREHIME)
終のすみかを郷里内子町に決め、45年ぶりに愛媛にUターン。 農水省の農業研究所に勤務していました。 茨城県のつくば市で、3.11に遭遇。 以来、企業が取り組んでいるBCPをもじって、地域社会(集落)CPに関心を持っています。

今回の教室:伊方町消防団 第13分団消防詰所
住所:愛媛県西宇和郡伊方町三崎692-3
TEL:
行き方アクセス: