今回は、岐阜県の郡上八幡という町から初めて参加させていただきました。
郡上八幡は、小さな観光地で、新たなお土産を作ろうという活動が盛んに行われています。そこで、消費活動につながる「手にとってもらえるデザイン」って何だろう?と思い、縁あって、この授業に参加させていただきました。
授業は、大きく分けて『何故この商品を選んだのか?=選ぶ基準』、『商品を伝えるために必要な要素とは何か?』という2つのテーマをワークショップ形式で探っていく内容でした。
『何故この商品を選んだのか?』というセクションでは、実際に店に並んでいる商品を手に取り、オシャレ感やプレミア感、イラストやキャラクターによる親近感、安心感(間違いない感)やインパクトなど何故その商品を選んだのかをプレゼンし合い、選ぶ視点が本当にそれぞれ違うんだなと印象的に思いました。
『商品を伝えるために必要な要素とは何か?』では
商品のパッケージにおいて、ひと目で何を伝えたいのかが分かる『わかりやすさ』が重要で、その上で、ターゲットや購入するシーンなどによって商品に対して重要視する要素や購入する価格帯が変わってくる、ということを発見、再認識することができました。
このようなワークショップは、ビジュアル的に捉えやすく、メーカーさんにとっても自社の商品のウリやターゲット、何を伝えたいのかなどを再確認、評価し戦略を立てるのにも役に立つんじゃないかと思いました。
【授業レポート:狩野顕】
(人は何を根拠に品を取るのだろう?)と学長が説明でおっしゃっていたように、私も思っていました。「人は見た目が・・・」という表現があるように商品も第一印象が重要と常々思っていました。最初は「自分が気に入った商品」を選ぶ所から始まり、各人から「どうして選んだのか?」の紹介。冷凍みかんを選んだ方がいましたが、「冷凍食品にカラフルな品は少なく目立つので選びました」というコメントに「逆張り」の意外性を感じました。
そして「手に取られる要素は何か?」、やはりデザインという名の「印象」という結論になりました。単にラベルが綺麗だけでもなく、正確な情報も必要だし、話題にあがる物語も必要、色々な要素が一瞬にしてわかるようでないと、手にとっていただけないことがわかりました。お店い以外に並んでいた品も拝見すると、色々な形や名称の品があり、これから商品を見る目がかわるなと思いました。ありがとうございました。
【授業レポート:R】