小学3年生の息子と2人で参加させて頂きました。
集合場所の考古歴史館は山の上にあります。
まず、歴史館の裏手の山道で、生き物がいそうな土壌をトレイに採取します。
黒くて美味しそうな土を探すのがコツだそう。
一見何もいなさそうに見えるこの土の中に、どんな生き物がいるのか。。。
想像するだけで、ちょっとワクワクします。
さて、部屋に戻っていよいよ観察開始です。土をふるいにかけて目をこらすと、あ!いたいた。小さな生き物達が見えてきました。
我が家の土の中から最初にみつかったのは蜘蛛。
見つかった生き物はシャーレなどに移します。
出てきた、出てきた!
ジムカデとオオムカデ。足がもじゃもじゃで肉眼でも可愛いとはいえない感じ。
更に顕微鏡で覗いてみると、大迫力。
まるで、モスラなどの映画に出てきそう。。。
普段見かける生き物も顕微鏡で見てみると、こんな顔をしてたんだ!などと驚きの発見が沢山ありました。
我が家の隣に座られていた方が見つけたのは、カニムシやベニイボトビムシといった珍しい生き物。
このカニムシ、ハサミが大きくて、まるで小さなサソリのよう。
肉食の虫は迫力があります。戦う虫といった感じ。
土をふるいにかけて生き物を探す他に、瓶の上に簡単な仕掛けをしてライトをあて、
光が苦手な生き物達が光を避けて下へ落ちて来るのを待つといった探し方も教えてもらいました。
時間内で我が家がみつけた生き物は、ハネカクシ、姫ミミズなど9種類。
土の中にどんな生き物がいるかが、その土壌の豊かさの指数になるそうです。
更に、授業全体で見つけた虫の種類を、種類に応じてAグループ5点、Bグループ3点などに換算してみると30点ほどになりました。
豊かな雑木林などでは60点ほどの生物がみつかるそうです。
今日の観察会でも、探せばもっともっと沢山の種類の生物が見つかるそうですが、残念ながらそれには、時間がかかりそう。
でも普段何気なく目にしている土の中にこんなに色々な生き物が住んでいることを知ることは、とても興味深い体験でした。
そして、我が家の庭や身の回りの土壌には、どんな生き物が住んでいるのか、ちょっと調べてみたくなりました。
今回、教えて頂いた今川先生、コーディネートをしてくださった内田さん、楽しい授業に参加させて頂き、本日はありがとうございました。
[報告 栗原雅子]