友人の船に誘われ、温かく面白いほど多種多様の魚が釣れる保内の海でよく釣りをしました。細長い岬にたくさんの風車が並ぶ素敵な光景が大好きでした。その風車がある佐田岬半島高茂草原の「盛春」感察会〜自然から愛される人へ〜に参加しました。
天気予報では雨のはずが快晴。和やかな「皆、大地、自然の名前を持ってます」と自己紹介で始まりました。まずここで車から降りてみて下さいと今日の授業の先生、さんきら自然塾の水本孝志塾長の言葉に空を見ると風車がド〜ンと落ちて来るような…。えっ!と気を落ち着かせもう一度座席のまま見上げました。青い空に雲が早く流れて、そう見えるのだと分かりましたが、風車の耳障りな音と大きく動く影に恐怖心を持ち、人や動植物に影響を起こしているのではと感じました。
宇和海側とは気候の違う寒い風の吹く高茂草原では希少植物がたくさんありました。足元の植物の名前の謂れ等次から次とお話は続き、初めて見る動植物に私は少し興奮状態だったかも。お腹の大きなヒメツチハンミョウを持ち黄色い汁が手に付いた時、毒性があるので素手で触らない事。不用意に動植物を傷つけない事。あるお地蔵さんのお話は“どんな小さな言葉でも大きく人を傷つける事もある”等。初めての授業はほんの半日です
が、自然観察だけでなく忘れていた道徳まで教わったようです。先生が調査、研究し自然観察会等を通じてたくさんの人達に保全、啓発に日々努められていると感じました。又こういう機会に参加させて下さいますようよろしくお願いいたします。