台風19号の接近が間近に迫ってきた先の週末のこと。
『しまのわ分校20時間目 直伝!刀鍛冶職人と学ぶ国宝刀』に参加してきました。
「本授業では、日本刀を取り上げ、刀鍛冶職人と宝物を見学しながら、日本刀の種類、刀が出来るまで、時代の見分け方など、日本刀の基礎知識を学びます。」との募集案内。
かねてから武道としての刀や鍛冶職人に興味があり、チャンスとばかり申込み、今回の参加となりました。
集合場所は今治市大三島の大山祗神社。
全員集合し境内での正式参拝から厳かに授業スタート。
まずは、県内最年少の刀鍛冶職人「小島潤一朗」さんから刀の材料、出来上がるまでの過程、刀の種類など、実際に小島さんが使われている道具を見せてもらいながら講義を伺いました。
「とんちんかん」という言葉の語源は、鍛冶屋では師と弟子3人で鉄を打つのだが、師と弟子の槌の音がずれて聞こえる擬音語とのこと。刀鍛冶屋のやりとりを垣間見ることが出来るエピソードでした。
その後全員で、全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の8割を有すると言われている「国宝館」へ移動。
実際に刀を鑑賞しながら、展示物のキャプションの見方、時代背景などを伺いました。
また今回は「甲冑」に詳しい方が参加されていて、時代を追いながらの甲冑鑑賞もでき、授業が膨らみました。
限られた時間内での授業ではありましたが、刀を通して時代背景にも興味がわき、博物館へ足を運んだ時、一歩踏み込んだ違う見方が出来そうです。
講師の小島さん、ココロザシ大学の皆さま、ありがとうございました。
【授業レポート:三谷 恵子】