「描いて触れる世界の名画」に参加しました。
まずは自己紹介と、「自分と絵」というテーマに沿って一人ずつ話していきました。育った環境や仕事などによって、一人一人絵に対する思い入れが違うことが興味深かったです。
その後、先生から絵画にまつわる歴史の話が出ました。
ムンクやフェルメールなど歴史的に有名な画家たちは、それぞれが生きていた時代背景や生活環境によって作風に個性が出ているということを学びました。
絵画についてまったく知識のなかった私は、海外の画家が描いた絵の特徴や良さについて、今まで深く考えたことはありませんでした。自分には縁遠い世界の話だと思っていましたが、実際に有名画家の気持ちになって作品の模写をしていると、遠い存在だと思っていた有名画家たちを、とても身近に感じました。私たちと同じように喜んだり悩んだり嘆いたりしながらも、それぞれの時代を生きた軌跡が絵に表れているように感じ、感慨深い気持ちになりました。
模写中はみんな真剣で、それぞれの作品の背景に想いを馳せていました。最後に出来上がった作品について発表をしていきました。同じ作品を模写しているのに発想がまったく異なり、ユニークな作品ばかりが並びました。『こんな感じ方もあるのか!』という個性的な発表ばかりで、とても刺激を受けました。
真剣に絵を描いたのは久しぶりで、とても貴重な体験でした。そして、その貴重な時間を大勢の人と共有できたことが、今回の授業を楽しめた一番のポイントだと思いました。
【授業レポート:石橋 明子】