秋の終わり頃になると巷ではヨーロッパのワイン輸入の話題が溢れます。そんな時、地元里山にある小さなワイナリーの内子夢わいんヌーボー発表会に合わせた、「里山の恵み、内子夢わいんヌーボーを味わう」の授業案内が目にとまりました。ここ数年は地産地消の大切さを感じており、「里山ってなーに?」と常々知りたいと思っていたので参加を申し込みました。 教室は平成24年内子夢わいんヌーボー発表会場でした。周囲の高いところは森や林、そこからブドウ園や畑が広がっていました。水田や住宅があるという農村の風景とはずいぶん違っていましたので、よく分からない私は里山ってこういう環境、風景なのかと思ったりしました。
そんな環境の中に発表会場のステージ、
大きなビニールハウス、その周りにはた
くさんの出店が並んでいました。降り出し
た雨のため、授業は大きなビニールハウ
スの中で始まりました。
60人ほどの人を前に、藤渕先生は里山
の特徴と環境保全のこと、ブドウ、ワイン
作りの条件や工夫等を説明されました。
夢を実現するためブドウを通じて里山を
生かし、里山で生きるという日焼けした
先生の笑顔を拝見しながら地産地消に
ついてまた考えました。授業の後、里山
散策に出発。畑の開墾や利用方法につ
いて話を伺いました。
この里山は住む人や時代の影響を受
けながら変化しているのかと思いました。
周囲の標高の高いところにある森や林
に行くと、落ち葉、ドングリ等が降り積もって重なっていました。「50年程前もこれに近い状況だったでしょう。」と聞きましたが、気持ちが落ち着く環境でした。散策の最後に、里山全体を見渡せる場所に行きました。参加者は皆、口々に「こんな風景や場所があることを知らなかった!」としばし景色を眺め、里山をもっと身近に感じました。
【Akemi Y.】