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旅行を兼ねた日本各地の水族館めぐりが趣味なのですが、「いつか水族館の裏側を見てみたい!」と思っていたことから、大人ひとりにもかかわらず思い切って参加を決意しました。

地元の小学生やご家族の方々が出席されており、簡単な自己紹介を済ませた一行は、通常コースとして当館が企画している楽屋裏(バックヤード)ツアーへ。

世界最大級の淡水魚ピラルクを足元に見降ろしながらの餌やりは、なかなかのスリル感! カワウソの仲間であるコツメカワウソに、顆粒状の餌をコップに入れて近づけると、器用な手つきで食べてくれます。

これまで水族館に行っても、ガラス越しにただ眺めるだけだった生き物たち・・・。餌やりを通じて間近に接することで、彼らときちんと向き合い、その生命をよりリアルに感じ取れた。そんな気持ちになりました。

授業後半はいよいよ「飼育」の仕事現場へ! 水槽の水をきれいに維持するための「ろ過装置」を見ながらその原理を学んだり、底砂に溜まった汚れを掃除する様を実際に見学しました。

水槽の底砂の掃除には、灯油ポンプとペットボトルを組み合わせた手製の器具を使用されており、意外にも身近なものが使用されているのですね。気が付けば3時間の授業もあっという間に過ぎてしまいました。

授業を通して、我々はじつに多様な生物に囲まれて暮らしていることを再認識するとともに、そうした気付きを与えてくれるのが「水族館」の意義ではないかと強く感じました。

虹の森公園 おさかな館の皆様、そしてコーディネーターの宮本様・土井様、このたびはどうもありがとうございました。
(報告=秋元裕貴)

 

 



 

水族館のお仕事体験シリーズ 1:飼育の仕事「川のさかなを育てる」
開催日:2013年2月24日13時30分
  • 受付期間:2013年1月23日 12時 〜 2013年2月21日 12時
  • 定員:15名
  • 参加対象:小学4年生以上
  • 授業料:実費(入館料+バックヤードツアー参加料として、小・中学生500円、大人1,000円)
  • 関連リンク1:虹の森公園 おさかな館
  • 準備物:タオルなど
  • 動きやすい服装でご参加ください。

    この授業はグループやご家族など、複数人での申し込みが可能です。
    複数人数で参加の方は、代表者が授業申し込みの上、メールまたはFAXで、以下の内容をご連絡ください。
    1.授業名 2.参加人数 3.参加者全員の氏名(フルネーム、よみがな)・年齢・性別 4.連絡先(代表者の携帯番号)

    FAX: 089-906-5806
    Email: wonder.ehime@gmail.com

愛媛県松野町・四万十川支流の広見川の近くにある
「虹の森公園 おさかな館」は、四万十川の淡水魚が中心の水族館です。

なかでも有名なのは、四万十川河口域に生息する「幻の魚」アカメと、
南米アマゾン川流域に生息する世界最大級の淡水魚ピラルク。
ほかにも、かわいいコツメカワウソ(愛媛県獣カワウソの仲間)もいて、見所いっぱいの水族館です。

この授業は、そんなおさかな館のスタッフが毎日行っている仕事を
見学&体験させてもらうシリーズの第1回目。

今回のテーマは「飼育」のお仕事です。

まずは、一般の参加者になって「おさかな館」の魚たちを見学し、
通常コースの楽屋裏(バックヤード)ツアー、
おさんぽペンギン、ワニの「だいごろう」の水浴びなども見学します。

そのあと、いよいよ「飼育」の仕事現場へ。
授業では、四万十川の河口域(汽水)にいる魚を飼っている水槽を見せてもらう予定です。
スタッフが行っている実際のメンテナンスを、
水槽のオモテ側からはもちろん、ふだんは入れない裏側に入って見せていただきます。

たとえば水槽のそうじは、ある身近なものを使ったユニークな方法でやっているんですよ。
ほかにも、エサのやり方や水の入れ替え法なども、
「なるほど〜!!」とうなってしまうような工夫がこらしてあります。

この授業を受ければ「水槽をどう管理したら、魚が元気にいられるか」がわかります。
自宅で魚を飼っている人は必見の授業です!



この授業シリーズは「飼育」「採集」「調査」の全3回構成です。
3回すべて受講された方には、「おさかな館」から
修了証と楽しいプレゼントがありますので、ふるってご参加ください。

【授業の流れ】
13:30〜 自己紹介、オリエンテーション
13:50〜 おさかな館見学&バックヤードツアー(通常のメニュー)
15:00〜 「飼育の仕事」の見学&体験
16:30〜 ふりかえり、アンケートなど
17:00 終了

この授業の開催は終了しました。

先生:おさかな館スタッフ
左から館長の津村英志さん、副館長の山本孝雄さん、飼育展示係員の恩田勝也さん。津村さんは今治市出身で、金魚の飼育が趣味。山本さんと恩田さんは千葉県出身ですが、宇和島水産高校の水産増殖科へと進学したのが縁でおさかな館へ。「規模は小さいけど、キラッと光る水族館にしたい!」が、3人の目標です。

コーディネーター:宮本幹江
授業コーディネーター(WONDER EHIME)
大洲の山の中で生まれ育ち、東京で30年ほど編集の仕事をしたあと、2010年5月に再び大洲の実家へ。東京では編集の仕事を地域づくりに活かす活動をしていましたが、愛媛(四国)でも同様のことをしたいと考えています!

コーディネーター:山田一茂
授業コーディネーター(WONDEREHIME)
終のすみかを郷里内子町に決め、45年ぶりに愛媛にUターン。 農水省の農業研究所に勤務していました。 茨城県のつくば市で、3.11に遭遇。 以来、企業が取り組んでいるBCPをもじって、地域社会(集落)CPに関心を持っています。

今回の教室:虹の森公園 おさかな館
住所:北宇和郡松野町大字延野々1510-1
TEL:0895-20-5006
行き方アクセス: