身近にある自然をもっと感じてみたいと思い、初めてのバードウォッチングに参加しました。当日は天候にも恵まれ、林の爽やかな空気と波の音がゆったりとした気分にさせてくれます。
最初はなかなか野鳥をレンズで捉えられずあたふたとしていましたが、とまっている方向を教えてもらいながら、5分もすれば観察できるようになりました。そして、柔らかい緑とふっくらした体型の可愛らしいメジロ、潜水艦のように海にドボンと潜るカイツブリなどを観察できました。
印象に残ったのはジョウビタキです。体は茶色く、羽の真ん中あたりが鮮やかに白く、つぶらな瞳がキュートです。それは雌だったのですが、少し後に雄も観察できました。こちらはまったく印象が違って、優しいオレンジ色と真っ白な頭が特徴的です。
活動している野生動物をじっくり観察してみて、自分は普段感じているよりもずっと多様な自然に囲まれていて、その一部なんだということが実感できました。家から見える山を眺めるときに、ちょっとそこに住む動植物のことを想像してみたり、食事をする時にはその恵みに感謝したりしようと思います。感覚を広げるきっかけになりそうな一日でした。
【報告者:山本瑞穂】