スケジュール帳は昔から使っていたけれど、ずっと消化不良な使い方で終わっていました。昨年は手帳でなくスマホのスケジュールアプリを使っていました。最低限の予定の入力しかしなかったのでそれなりに快適でした。が!スマホが壊れてアプリのデータは消えてしまい・・・。やっぱ紙かと思い直し『ほぼ日手帳』をセレクト。自分の中では高価な手帳だったので何とか使いこなしたいと思い参加しました。
ゲストの重岡さんも『ほぼ日手帳』歴が長く、4年もの紆余曲折を経て今の使い方に至ったとのことでした。その紆余曲折ぶりが「私も!」と思うことが多くて!「その日のことはそのページしか書いちゃいけないと思ってた」「書き間違えたらもう手帳を使いたくなくなった」等々共感どころ満載でした。
快適に使うためのノウハウもたくさん教えていただきましたが、お話を聞いて思ったのは「こだわらず自由に書く」「楽しむ」ことです。メモしたいことはその日のページでなくても書いてしまう。絵を描く。子供の落書きもok。手紙や写真も貼っちゃう。そんな風に育った重岡さんの手帳はとても魅力的でした。
参加者の皆さんの手帳エピソードも興味深かったです。最近手帳を使い始めた女性の方は、子供の体重を毎日記録。食べたものも記録。夫が料理を作ってくれた日はペンの色を変えて書く。子供の出来事も自分の出来事も記録として書くのですが、それが思い出になっていました。
ある方は、「退職してから自分の残りの人生が見えた。(その人生を充実させるため)あちこちにメモにしてるものを1冊にまとめたい。」他にも「プライベートを充実させたいから」「仕事する上で役立つ使い方をしたい」「価値観や目標を書く」といろいろでした。
予定を確認する・記録を残すという機能から始まり、その内、頑張った自分を振り返る日記的な役割だったり、家族の思い出になったり、手帳(=人生と言ってもいいかも?)はだんだん豊かに育っていくんだなーと感じました。
参加者の皆さんと語り合えたのがとても楽しかったです!皆さん、コーディネーターさん、ありがとうございました。
【授業報告:下野 浩子】