8月14日(木)、次の日に控えた魚島テンテコ踊りの前夜祭に参加し、身も心も熱くなった後に、おはなし屋えっちゃんこと武知悦子さんの怪談絵本を聞くことが出来ました。えっちゃんさんの話をお聞きするのは初めてであり、さらに怪談話ということで、以前からすごく楽しみでした。
直前まで参加していた前夜祭とは違い、夜の魚島がつくりだす何とも言えない不気味な雰囲気の中、はじめに絵本を5冊ほど読んでくださりました。どの絵本もぞっとはするもののすごく面白くて、今までは絵本といえばどうしても子供向けというイメージが強かったのですが、えっちゃんさんの語りで話の中の人物や動物などをまるで生きているように感じることができ、そのことが話をすごくリアルにし、また場所が夜の集会所ということもありより一層ぞっとする気分になりました。えっちゃんさんの語りはなんてすごいんだろうと思いました。絵本で十分冷んやりとした後に「黄色いリボン」という話を語ってくださりました。実は私は「黄色いリボン」は今まで聞いたことが無かったので、じっと聞いているとあれ?怖い話ではなく、むしろ素敵な話かな?と思ってしまったのですが、最後のどんでん返しに一気にぞくっとしてしました。そしてそのあとはえっちゃんさんのパートナーである「ぐりちゃん」としばらくお話をした後、終了となりました。終了した後もまだ感動と冷んやりとした余韻が残っており、鳥肌が立っていたのを覚えています。
そして、特に印象に残ったことは、絵本を読んでいたり語ったりしているときにえっちゃんさんの顔がすごくいきいきとしていたことです。やはり絵本を読んで語り、物語の世界を表現するのがすごくお好きなのだと感じました。私もいきいきとして活動していけるようなそんな仕事に就きたいと改めて思いました。授業の時間は短い時間ではありましたが、機会があればぜひまたえっちゃんさんとお会いしたいと思いました。
【授業レポート:山下 弓月】