11月の始まり三連休の初日は雨予報でしたが無事にへんろ道の清掃を終えることが出来ました。
久しぶりのいよココロザシ大学の授業への参加でした。
この前通勤途中にバッタリと事務局の方にお会いした時
お遍路の授業があるけど集合場所も近いけどとお誘いいただいたのがきっかけです。
浄土寺の近くに住んでいるので時々行くこともあり
いつも鐘の音が聞こえるので町がお寺に守られているような気がしていました。
しかし参拝の作法のことや歴史についてはあまり意識したことがありませんでした。
最初のお寺の浄土寺で参拝の流れを実践しました。
木下先生と松木さんのお話をお聞きしながらいるとお遍路の世界が興味深くなっていきました。
今まで仁王門で一礼していなかったです。
驚いたのが鐘をつくのは参拝する前だということ。
参拝の後につくのは縁起が良くないとされているようです。
薬師如来様には病気を治してもらいに
お釈迦様には先祖供養をお願いするそうです。
浄土寺には重要文化財の空也上人像があるとても歴史を感じるお寺でした。
続いて繁多寺へ
途中お接待でみかんをいただいたりすれ違う方とあいさつを交わしたりしながら歩きます。
中学生の時以来に来てみての第一印象は、子規さんの俳句に出てきそうな佇まい
京都の門の形だそうです。
繁多寺はとても豊かな地域だったようで、名前の由来は旗(フラッグ)や畑からだそうです。
敷地が広くてわりと新しい印象です。
続いて石手寺へ
今回の散策はへんろ道のゴミ拾いをしながら歩くというボランティアチャレンジの一面もありました。
みなさんゴミ袋と火箸を持って歩きました。
ここで一句
ぞろぞろと ゴミを拾って 柿の道
歩いているとおいしそうな柿の木がありました。みかんやレモンや椿の木もありました。
落ち葉も色づいていたりして気持ちよく歩けました。
数時間でしたが時計を見ることもなく穏やかなひとときでした。
へんろ道はきれいでそれほどゴミはありませんでしたがタバコの吸い殻が多かったのが残念でした。
石手寺は参拝する堂が多かったです。
般若心経などの言葉はインドのサンスクリット語の音からでそれはくじゃくの鳴き声なのだそうです。
発音が難しかった意味が分かりました。
唱えることによって仏様とお近づきになれるとおっしゃっていました。
仏様をお守りするヒーローがいたり、実現の石や意欲の石があったり
お線香の煙りを浴びるところもあり
石手寺はどこか異国のような部分と日本が調和しているお寺でした。
道後公園に到着し記念撮影、お接待のお焼きをおいしくいただいて解散でした。
いつもいよココロザシ大学の授業の後には清々しい気持ちになり
また明日からがんばろうと思うのでした。
ありがとうございました。
【授業報告:小西 利江】