今回の先生はまっすんでおなじみ、桝形浩人さん。
私自身、前回の「ココ大ラヂオドラマ劇団!あなたもシナリオライター!?編」にも参加させていただいており、あのストーリーがどう変わっていくのだろう?というワクワク感と、
「声フェチ」故、そしてまっすん先生にお会いできる・・・という、
もうどうにもならない位のドキドキ感でいっぱいでした。
まずはラジオドラマについてのお話。
声や効果音など、音だけで表現するので、想像力で、海底でも宇宙にでも行けるということ。
日常においても【受信すること】の大切さを教えていただきました。
人が作りだす空気、大切です。
今回の授業、和光幼稚園跡のココロザシ大学キャンパスが会場でした。
そのお遊戯室だったであろう部屋に移動してのワークショップ。
まず、生徒みんな立ったままで1つの円をつくりました。
そこに、枡形先生のポケットからでてきたのは、なんとお手玉。
「お手玉を持っている人Aさんが次に渡す人Bさんの名前を呼び、
Bさんが返事をしたら、AさんがBさんに向かってお手玉を投げる。」
という単純なもの! なはずなのに、意外と難しい。
少しして慣れてくると、2つの円に分かれて、お手玉の数も、2つ・3つと増えていきます。
お手玉が1つの時バージョンにプラスして、
「Bさんがお手玉をもってCさんの名前を呼び、Cさんが返事をして、BさんがCさんにお手玉をなげたら、AさんがBさんに2つ目のお手玉をなげる」
3つになったときには、何が何やら状態でした。
たった1分でいいから落とさないように。
と時間制限をしてみても10数秒後には「ぽてっ」という切ない音。
・・・ホント難しすぎます!!!
【会話・言葉のキャッチボール】を体感できました。
相手のことをきちんと思っておかないと成立しないし、相手からも見てもらっておかないと失敗する。
お手玉、奥が深かったです。
そして台本へ。
まずはそれぞれが黙読をして内容を把握する。
そして、自身が感じたこと・面白いと思った点を共有する。
いろんな人がいて、いろんな考え方・捉え方があるという当たり前のことなのですが、どこかで
「ここはさすがに私と一緒の捉え方やろ〜。」と思い込んでいる部分があったことに気が付きました。
細かい部分までみんなでシェアすることで、物語が立体的に見えてくるのだそうです。
そのあと、1つの作品を実際にやってみるということで机や椅子を並べての実践。
ラジオは声だけの表現ですが、実際に動いてみることで
セリフの間や、言い回しがリアルになります。
ポイントは
・日常会話でも相手の会話をすべて聞いているわけではないので、会話のスピード感が大切→リアリティがでる。
・台本の「、」「。」に惑わされない。
表現に正解はないので、いろんなアプローチをしていいそうです。その中で、感動と発見の数をどう増やすかが大切とのことでした。
ラジオドラマに限らず、表現の多くが日常につながっているのだと
改めて発見できた授業でした。
ワクワクしながら今週も授業に臨みたいと思います!!
【報告:高 明日香】